Thursday, July 4, 2013

A Year with Bach


最近音楽をもう少し規則的に聞いて見るのも大切かなと思い始めました。
クラシックが好きでコンサートにも出かける機会が多いのですが、
曲目がありすぎて、
もっと味わいたいのに消化不良だよ~と感じることが何度もあるからです。
そのことを主人に話したら、
それなら時間をかけて、一人の作曲家に焦点を当てて聞いて見るのはどう?
と提案されました。
ふむ。それはいいアイディアかも。
聴きながら、その人のバックグラウンドを調べてみたり
歴史背景なども含めて聴いてみたら、今よりももっと曲に入っていけるかもしれない。
ということで、(もちろん他の音楽をまったく聴かないわけではないけれど)
まずは1年間、ひとりの作曲家の曲をひたすら聴いてみることことにしました。

ベートーベン、サティ、タレガ、ラフマニノフ。
好きな作曲家は大勢いるけれど、まずは古典から聴いてみたいなと思い、
音楽の父であるバッハを選びました。
バッハなら知っている曲も多いわりに、
今まで進んで聴いていたわけではないので楽しそう。
とかなんとか思っていたけれど、
曲目リストを見ていたら量が多すぎてすでに挫折しそうな勢い・・


とりあえず家にあるバッハのCDを集め、
更に新しく買ったCDとバッハの本を並べてみました。
バッハで有名な音楽家はピアノのグレン・グールドさんしか知らないので、
まずはチェリストのYo-Yo Maさんがオススメしていた
「The New Bach Reader」を読むことにしました。

バッハが残した数多くの手紙などの記載があり、
伝記のようにもっと資料的な感じでいいかな、と。

最初はバッハ一族のことを調べたのですが、それがすごい。

音楽一族という名の通り、家系図を見ているだけでもびっくりするほどの
音楽家の数なのです。
ヨハン・ゼバスティアンだけでも子どもが20人!
(亡くなった子どもも多く、実際は10人)

ちなみにバッハ家でいちばん最初に家系図に着手したのは、
「大バッハ」であるヨハン・ゼバスティアン本人だったそうです。

 New Bach Reader by H. T. Elliot, A. Mendel, and C. Wolf